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爆発的に売れる互換ビジネスのメリットとデメリット

互換ビジネスモデルというのはビジネスモデルの一種で

既存の「商品」と「同等・超える機能」を「低価格」で提供するものです。

 

たとえば、アップル純正の充電ケーブルと同等の機能を持つケーブルとか。

アップル純正よりかなり低い価格で売られています。

機能的価値だけが欲しいお客さんからしたら、

安いほうを選びますよね?

同じ機能が得られて、今までより低価格なので爆発的に売れます。

 

ほかには、個人のプログラマーと教わりたい人のマッチングの場であるMENTAというサービスがあります。

これまではプログラミングを学ぼうとおもったら、30万とか50万円といった

まとまったお金を支払う必要がありましたが、

 

MENTAでは月単位の契約なので学びたい分だけ料金が払えます。

講師によって月の費用は変わりますが、たとえば3万円の先生を選べば

半年だけであれば、18万くらいなのでプログラミングスクールより低価格です。

1か月だけなら3万円です。

同じ機能で低価格で提供するなら当然、人気になります。

 

他には、メンタリストdaigoさんの動画で学ぶ月額課金サービスがあります。

毎月1000円くらいの価格で、たくさんの文献・書籍をもとに話すdaigoさんの話がきけるというわけです。

お客さんはdaigoさんのサービスを契約する前に、本の値段と比較するはずです。

本1冊買うのに1500円かかるが、それを超えるの冊数の情報が1000円で手に入る。

なので爆発的に売れます。

ブランドには互換ビジネスが効かない

互換ビジネスモデルは、機能にお金を払う人が対象になり売れますが、

情緒的価値が欲しい人には効果がありません。

 

どういうことか。

ユニクロの無地Tシャツも、ブランドロゴが入ったTシャツも

機能としては同じですよね?

ですが、ブランドロゴが入ったものを選ぶ人がかなり多くいます。

これはお客さんは機能にお金を払ってるというより

情緒的価値にお金を払っているからです。

憧れやカッコよさ、ブランドの理念、創業者の考え、唯一無二のデザイン、好き

そういうこところに感情を動かされてお金をはらっているわけです。

スキ消費です。

こういうモノに対しては、価格を下げても対抗できません。

互換ビジネスが使えません。

互換ビジネスのデメリット

競合が現れた場合、価格競争になりやすい。

互換ビジネスはようは既存品のマネであるものに少し手を加えて安く売る方法です。

ということはほかの参入者がいたら、値下げ競争になる可能性があります。

 

お客さんは機能にしか価値を感じませんし、

機能が同じならば、あとは価格で差をつけて

価格に価値を感じてもらうしかありませんよね?

 

iPhone充電ケーブルも、似たような機能ばかりならば

一番安いやつにするはず。

 

なので、対策としては、

機能的価値に手を加えて差別化するか。

情緒的価値を持たせて差別化するか。

です。